207系 C1編成は先行量産車とも呼ばれますが、JR西日本が次世代の通勤電車はかくあるべし。と世に問うた試作車です。VVVFインバータ電車であるのはもちろんのこと、通勤電車でありながら最高速度が120km/hに引き上げられたことなどが注目ポイントです。外見的には両開き扉のガラスが、あたかも大型一枚窓に見える点が目をひいていました。F1編成はC1編成を量産車改造したものです。見た目は量産車とほとんど変わらず、唯一の7連固定であって、電気連結器を持たないことぐらいしか違いを見いだせません。