6000系は211系とよく似た車両ですが、編成両端部のドアが片開きになっていることが違いとしてがあげられます。また運転室後部のスペースが広くとられているのは車掌がホームに降りることを容易にするためです。これらは、無人駅での運賃収受を考えた工夫です。1M3Tを可能にしたということも、できるだけ高価な電動車を増やさず、ラッシュ時には付随車を増結することで乗り切ろうという経済性を重視したものです。もともとは瀬戸大橋線で使用することが前提の車両でしたが、こうした点を活かすとなれば、瀬戸大橋線よりも四国島内での利用に適していると申せましょう。