811系は、JR九州が最初に手がけた交流近郊形電車です。3扉転換クロスシート車で基本は4両編成。1989年から93年にかけて④×28本=112両が製造されました。軽量ステンレス車体ですが、マスクはスチール製です。MM'ユニットで、M車(モハ811形)に制御装置(サイリスタ位相制御)を搭載します。813系との併結も可能ですが、車内の通り抜けはできません。全車が南福岡電車区(2010年に南福岡車両区)に配属されました。