1996年にデビューした北海道初となるオールロングシートの交流通勤用電車。
極寒地対策として従来の北海道仕様の車両に必須のデッキは廃止されました。
これに代わる対策として冷気を遮断するエアカーテン、遠赤外線暖房装置などが装備されていますが、スーパーサムイという有り難くないアダ名があるようです。
しかし、そのメカには徹底した寒冷地対策が講じられています。
そして注目すべきは電車(731系)+気動車(キハ201系)の総括運転が可能となっていることでしょう。
制御方式はVVVFインバータ制御(IGBT)。モータはN-MT731 (230 kW)で中間車であるモハ731形に搭載しています。ヨーダンパ付のボルスタレス台車(N-DT731・N-TR731 形)により130km/hの高速走行時も安定性を確保しています。
ブレーキ装置は電気指令式で電力回生ブレーキを併設します。721系初期車のような屋根上に発電ブレーキ用の抵抗器はなくすっきりしています。
2006年製の G-120・121 編成では一部の仕様が変更され、大型の洋式トイレが設置されました。パンタグラフは当初からシングルアーム式となっています。