1997年3月から「スーパーおおぞら」として営業運転を開始したJR北海道の振子式気動車です。
先行して試作車が1995年に先頭車2両中間車1両が製造され1996年から量産されたものと合わせ総勢63両を数えました。
(なお2011年5月石勝線での火災事故により6両が廃車。)
車体は軽量ステンレス製(前頭部は普通鋼製)でエンジンは N-DMF11HZA(355ps/2100rpmコマツ製)を各車に2台装備しました。
これは281系と同じです。
特色となるのは制御付自然振子機構を装備した N-DT283台車です。
これは根室本線の急曲線と脆弱な路盤に対応するため自己操舵(セルフステアリング)機構を組み込んだもので半径 600m以上の曲線では本則 + 40 km/hでの通過が可能となりました。
札幌 - 釧路間の最短所要時間はキハ183系の4時間25分から3時間40分へと大幅に短縮されています。