1994年3月から特急「スーパー北斗」として営業運転を開始したJR北海道の振子式気動車です。先行して試作車が1992年に先頭車2両中間車1両が製造され、1993年から量産されたものと合わせ総勢27両を数えます。
車体は軽量ステンレス製(前頭部は普通鋼製)でエンジンは N-DMF11HZA(355ps/2100rpmコマツ製)を各車に2台装備しました。このことで国内の気動車では初となる最速130km/h営業運転を実現しました。また制御付自然振子機構を装備した N-DT281A台車を採用、曲線通過速度は本則 + 30km/hとなり、函館 - 札幌間の最短所要時間は、キハ183系の3時間29分から2時間59分へと大幅に短縮されています。