701系は1993年から導入された交流電化区間用の標準車。209系と同じ工法による軽量ステンレス製構体を採用した3Dロングシート車です。
単相交流20 kVを主変圧器で降圧、主変換装置で直流に整流したのち、
三相交流に変換して主電動機を制御するVVVFインバータ(GTO)方式ですが、制御方式も電動機(MT65:125 kW)も台車も209系と同タイプです。
8両編成を組むことが可能ですが、ワンマン運転にも対応します。冷房装置は集中式のAU710A(38,000 kcal)です。
1000番台の基本仕様は100番台と同一ですが、719系との併結が可能であることとパンタグラフをPS105に変更している点が特色です。
2011~14年に機器を更新、発電ブレーキは回生ブレーキに変更され、屋根上の抵抗器が撤去されました。
盛岡地区用の701系は1000番台のみです。
1994~96年、一ノ関~盛岡で運用開始。のち青森まで乗り入れました。
2002年の東北新幹線八戸延伸 に伴い、IGRいわて銀河鉄道に4編成、青い森鉄道に1編成をそれぞれ譲渡。
2010年の東北新幹線全通に伴い、青い森鉄道に7編成を譲渡。
2020年現在、08~15、31~36(ex33)編成(編成番号なし)が盛岡車セに在籍。いわて沼宮内~一ノ関間で運用します。