651系1000番台は勝田区配属の651系(1988~92年製)を2013~18年 に改造したものです。
2014年3月のダイヤ改正から185系を置き換え 高崎線系統の特急「スワローあかぎ」「あかぎ」「草津」に投入されました。
もともと651系は常磐線での使用に合わせた車両で耐寒構造となっています。
耐雪構造ではありませんが高崎線系統で使用するには問題ありません。
ですから改造の内容は 直流区間のみでの走行となるため電動車の直流化がおもなものです。
しかし交流機器は回路の分離がなされたのみで大半が残存されています。
識別ポイントは パンタグラフをPS26形からシングルアームのPS33D形に交換していることと、
交流避雷器などの屋根上の交流機器の一部を撤去していることです。
当初 基本7連(4M3T)6本と付属4連(2M2T)3本の計54両が大宮車セに配置されていました。
2015年3月付属編成の定期運用がなくなり廃車。
一部は伊豆クレイル用(2020年引退)に改造されました。
2023年3月には基本編成もE257系2500番台5500番台に置き換えられ定期運用を終了しました。