広島電鉄 1900形は、元京都市電の1900形です。京都市電全廃直前の1977年に移籍しました。
集電装置をビューゲルからZパンタに交換しましたが、台車などの足回りに加え車体塗装も京都時代のままで使われました。
冷房改造車は3タイプあります。1980に改造された1901・1913は富士電機の直流駆動方式(25,000kcal/h×1)。翌1981年改造の1902~04は三菱電機のCU127分散型(10,500kcal/h×2)。残りの全車については、1982年に三菱電機の直流交流変換駆動方式CU77A集中型(21,000kcal/h×1)で冷房改造されました。
この三菱MDA方式による冷房改造が以後スタンダードになります。
ちなみに1901・1913はクーラーユニットが屋根上になく、非冷房車と思われていた向きがあるようです。現在はCU77形に換装されています。