1100形のうち01~03は1954年に神戸市交通局で、04.05は1960年に川崎車両で製造されています。制御器は直接制御式、モータは38.0kw×2、台車はFS-62/H-2105です。
1150形のうち51.52は1955年に53~57は1956年製造されました。
52のみナニワ工機製で、他は川崎車両製です。
サイズは1100形を踏襲していますが、当初51.53~57は直角カルダン、52は平行カルダン駆動。制御器は間接制御式でした。しかし取り扱いに難があり、1100形に性能を合わせ、台車も古いbrill77E、汽車L形に換装されました。1100形04.05が1960年製なのは以上のようないきさつがあるからです。
広島電鉄へ譲渡されたのは、神戸市電廃止の1971年。570形とともに計12両すべてが移籍しました。外部塗装などはそのままで、神戸時代の面影を留めた形で運用を開始しましたが、1981年から方向幕の大型化、冷房改造(CU77A:1,000kcal/h×1三菱製)がなされ、
イメージが多少変わってしまいました。2014年現在1156号を残すのみです。