阪神では、古くから普通用と急行用を区別して車両を運用していました.駅の数が阪急や国鉄に較べ圧倒的に多いのですから、スピードで後れをとらないためには当然の施策といえます。
しかし普通列車が、トロトロ走っていたのでは何にもなりません。そこで阪神は起動加速度4.5km/h/s、減速度5.0km/h/sという、日本一の高加速減速車を登場させます。これがジェットカーと呼ばれる5000番台の車両群です。
初代5000形は58年製の2両が全て、ステンレス製の5201形とともに試作的要素が強く冷房化されることなく77年廃車されました。
初代5000形、5151形は残念ながら撮影できませんでしたが、これ以降、1977年に2代目5000形が登場するまでの第1世代となるジェットカーをご覧いただけます。