2001年3月。京都線ダイヤが10分ヘッドに切り替えられることに伴い、特急を増発しなければならなかった阪急は、6300系では、まかないきれない特急車両をロングシート車で補ってきました。
しかしアメニティの違いはいかんともしがたく。2003年より転換クロスシートの車両を増備しました。これが9300系です。
京都線の特急用車両は、片側2扉の転換クロスシート車というのが2800系からの伝統でしたが、9300系では、特急の停車駅増加に伴う乗降時間短縮のため片側3扉とされました。
乗車位置が6300系とは違うため、また2007年には淡路駅にも特急が停車することから増備がすすめられ、2010年2月には6300系を特急運用から淘汰するに至っています。現在8連×11=88両が在籍しています。