モハ300形は
丸ノ内線開業時(1954年)にあわせて
30両製造されました。
当時はまだ新性能車自体が
まだ珍しい存在であったわけですが
300形の制御装置は応荷重装置付きの多段式で、
WN駆動でもありました。
革新的な名車であったと言っていいでしょう。
モハ400形はモハ300形(両運転台)の改良型で、
二重屋根が一重丸屋根に変更されている点が目立った違いです。1956-1957年にかけて38両製造されました。
モハ300形同様、末期は編成の中間に組み込まれました。
モハ500形はモハ400形の片運転台車という位置づけですが、
1957-1964年にかけて234両も製造されました。
さて私が初めて、
この赤い電車たちをカメラに納めたのは1988年のことですが、
当時、先頭車は、この500形に取って代わっており、
そういう点からも、丸ノ内線の顔ともいえるグループです。
最後のグループは900形.。
最初から中間電動車として1965、69年に18両製造されました。